2009年2月9日追加

「剣(つるぎ)」
ツバキシギゾウムシ


大きなサイズの画像を見るには上の写真をクリックしてください。
2007年7月3日16時30分 京都府京都市北区(上賀茂試験地)
ペンタックス*istD+DFAマクロ100mm F2.8(F16 1/125秒 ISO200 フラッシュ二灯 RAW+SILKYPIX)

長い口吻(ゾウムシの"象の鼻"の部分)を持つツバキシギゾウムシです。体長と口吻が同じぐらいの長さなのでたぶん♀だと思います。日本のゾウムシの中で最も口吻が長い種類らしいです。

上賀茂試験地で行われる自然観察会の下見に行ったときに撮った写真です。私が地面にはいつくばってキノコの写真を撮っていたら一緒にいた友人に「面白い虫がいるよ」と呼ばれました。見てみるとゾウムシがツバキの実に口吻を突き刺しているところでした。

上賀茂試験地の方に聞くと「これはツバキシギゾウムシという種類で、口吻の長さは日本一なんですよ」とのことで、これは写真を撮らなければとカメラとフラッシュを取りに戻ったのですが、帰ってきたときはもうその行動はやめてしまっていました。写真を撮ったときゾウムシは枝を軸にくるくる回っていたのですが、ちょうど上に来たところの写真がこれです。

ちなみに、この虫を見つけた友人は口吻を突き刺している場面をCaplioGX8でバッチリ写真に納めていました。うらやましい限りです。


生態写真展示室トップに戻る / トップページに戻る